コラム
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土の上に家を建てるという事は必ず少しは沈下します。
沈むこと自体は問題ではありません。
全体的に均等に沈んでくれれば、被害はほとんどありません。
例えば、家の北側と南側とで沈む量が異なる場合、家は傾いてしまいます。
沈下量がわずか5~6cmの差で基礎・壁・ドアなどアチコチにトラブルが発生します。これを「不同沈下」と呼びます。
建物バランスが影響した不同沈下
■荷重が偏った建物
硬い地盤の上であれば、何も問題はありません。
しかし、軟弱地盤であった場合、重さの偏った建物はバランスの悪い建物といえます。
また、建物の中に重い物を配置する場合は、あらかじめ、基礎補強しておきましよう。(ピアノなど)
地盤のバランスが影響した不同沈下
■盛土・切土
全国で発生している不同沈下で最も多い例です。
傾斜地では、傾斜したままの状態では建築できないので、高い方を切り、低い方を盛って敷地を平らに造成します。
切土した方は硬い地盤が露出し、盛土した方は柔らかい土で覆われるわけですから、この時点で地盤のバランスは決定的に崩れています。
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